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お雑煮について 餅を入れない雑煮? [雑煮についての豆知識]

お雑煮について 餅を入れない雑煮?



古来においては一日は
夕方から始まるとする風習があり、
元旦は大晦日の夕方から始まる
と考えられていた。

大晦日の夕方に神仏に供えた餅や飯を
日の出後に降ろして、
具を加えて煮た物が
雑煮のルーツとされている。

なるほど、
そもそもお雑煮は、
お供え物のお下がりを
頂く風習だったんですね。

だったらなお更、
ありがたく食べないといけないですね!



【餅を入れない雑煮があった?】

畑作中心の地域では、
「餅なし正月」と呼ばれる、
正月三箇日に餅を神仏に
供えたり食することを禁忌とする風習が、
広く存在していたらしい。

畑作地域では、
米およびそれを原料とする餅は
自己の土地からは生み出されない
外来の食物であり、
神仏に土地の豊饒を願う儀式の場において、
こうした外来の食物を用いることは
禁忌であったらしい。

言われてみれば、もっともな話。

畑作地帯では、蕎麦や里芋など
自己の土地から産する作物を神仏に捧げ、
またこうした食材を主体として
雑煮などを作っていた。

それが今日の「餅を使わない雑煮」のルーツであり、
今でも「餅を使わない雑煮」の地域には、
かつてそうした餅食の禁忌があり、
その名残が残っているのではないかと言われています。

ちなみに、
「餅を使わない雑煮」を作る地方では、
餅の代わりに里芋や豆腐やすいとんなどが
大活躍している。

こうした雑煮は稲作の盛んでない
山間部や島嶼部に残っている。


「餅を使わない雑煮」も美味しそうだけど、
私にとっては餅が無い時点で、
雑煮とは言えない気がする。

雑煮に餅が入っていないと、
物足りなくてしょうがない。

雑煮ほど、地域色が色濃く出る料理も
そうは無いのではないだろうか。

調べれば調べるほど、
面白い地域色のある料理だとつくづく思う。

おせち料理は故郷の味なんだろうなぁ



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