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地域による雑煮の違い① [地域による雑煮の違い]

地域による雑煮の違い①


東日本では
角焼き餅を入れたすまし仕立て、
西日本では
丸餅を茹で味噌仕立てにするのが一般的。

しかし、これはかなり大雑把な分け方で、
地域によって本当に様々な違いがあったり、
例外もあったりするようだ。

また土地の特産物を入れるなど、
地域ごとに特色がある。


海でとれた魚やその加工品を入れるのは、
岩手県・富山県など海沿いの各地にある。

一方、海から遠い山地では野菜を多く使用する。

昔から地産地消が根付いていたんですね!



【岩手県】の三陸海岸地方では、
醤油仕立ての雑煮に
クルミをすり潰して作ったタレを添え、
このタレに雑煮餅をつけて食す。

胡桃ダレがポイントですね!


【宮城県】の仙台雑煮は
伊達藩の華やかさを残す雑煮で、
「海の幸」「山の幸」を
ふんだんに使った豪華さで有名である。

松島湾で取れた
はぜの焼き干しで出汁をとる。

ダイコン・ニンジン・ゴボウの千切りを
引き菜といい、これを冷凍しておく。

昔は寒い冬の夜一晩中屋外に出して
凍らせたという。

それに凍み豆腐、
からとり(里芋の茎を干したもの)、
セリ、蒲鉾、はらこ等を入れる。

餅は焼いた角餅で、醤油・塩・酒で調味する。

具材の豪華さが特徴なのかな。
もちろん味も豪華そう!




【千葉県北部と茨城県】の一部の下総雑煮は、
角焼き餅を入れたすまし仕立てで、
鶏肉・ダイコン・ニンジン・サトイモ・
ゴボウ・コンニャク・青菜などを入れ
かなり具沢山である。

【東京】の江戸雑煮は、
具の種類にシイタケ・蒲鉾・
鳴門巻きが加わるが、
具は少なめで、茹でた小松菜と海苔をのせる。

【千葉県東部】も、
角焼き餅を入れたすまし仕立てだが、
具はニンジンと油揚げの細切りを
少々入れる程度で、
ハバノリをたっぷりかけて食べる。


近隣の地域同士でも、
具材の量にかなり違いがあるようですね。

昔の方々の生活圏が
現れているような気がします。



【新潟県】の越後雑煮は、
日本海でとれた鮭の頭や身・はらこに、
ダイコン・ニンジン・ゴボウ・長ネギ・
コンニャク・銀杏などを入れ、
切り餅を使った醤油仕立ての
のっぺい風の雑煮である。

また、町おこしのためのイベントも
同時に開催していることが多い。

イベントと関連付けると、
雑煮がより美味しくなってきますね。



【長野県】の信州雑煮は、
塩ブリを入れる。

能登の塩ブリが飛騨高山を経て運ばれる。

餅を茹でてから、
ダイコン・ニンジン・サトイモ・ミツバを入れ、
味噌仕立てにする。

なお、長野県の佐久地方雑煮は、
素焼きしたウグイの稚魚とセリと焼角餅を入れ、
醤油仕立て。

ぶりを入れた雑煮もなかなか美味しそう。

どれもこれも一度は味わってみたいですね!


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